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『ホノカアボーイ』 [映画]

”どうして僕たちは何かを失って、大人になるのだろう。”

ホノカア20090415170829.jpg

昨日、映画「ホノカアボーイ」を観ました。 良い映画であります。 昨年の「おくりびと」に続く、私的ヒット作品になりました。 これより少し前に「ワルキューレ」を観て、何だかな?と疑問に思っていたので、余計に良かったと感じた次第です。 ドンチャンやるのが好きな方には、この「ホノカアボーイ」はつまらないと思います。

この「ホノカアボーイ」では、特に大きな事件は起こらない。舞台は、ハワイ島ホノカアという小さな町。日本人が住んでいる。

大変いたずら好きな「ビーさん」(倍賞千恵子さん)。良いなぁ。
今の倍賞さんが観られるなんて、それだけでも、贅沢です。しかも、もう一人の主人公です。公式サイトを見たら、原作者が、「ビーさん」役には、倍賞さんをと指定したそうです。

ホノカア倍賞さん20090415170900.JPG

「人はいつも一人です。だからくっつきたがるんです。」(ビーさん)

公式サイト:http://www.honokaa-boy.jp/

予告編

http://www.youtube.com/watch?v=eCns-UEv4bI

ゆったりと時が流れる、こころが穏やかになる。生まれて初めて「ハワイ」に行きたい!と思いました。(ハワイ島です)

倍賞さんは、本当に素敵です。

必見は、ラストシーン。そこに流れる音楽を聴いて下さい。ピアノ伴奏にのって、弦楽器の心揺さぶる音色。・・・これこそ「ヴィオラ Viola」の音です。
--- ウクレレが上手い少年も良い味あるなぁ。

松坂慶子さんが、あんなにふくよかに!
長谷川潤、可愛い!
喜味こいし、いい味! 
---『歳とったからって、やっちゃいけなことなんか無いんだぜ』

エンディングには、Kyon2の主題歌が流れます!


良いなぁ~(^^♪
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「私の好きな松竹映画」-「男はつらいよ」 [映画]

私の好きな松竹映画。

松竹は、明後日、5/21より、インターネット配信サイト『松竹ONLINE』のサービス開始するとのことです。

『私の好きな松竹映画』大募集★1か月無料視聴プレゼント!!!

私の場合、松竹というと、なんといっても、「男はつらいよ」シリーズ。

あの渥美清演じる「寅さん」を中心に、マドンナ、「とらや(くるやま)」の人々たちと繰り広げられる人情の世界は、やはり、日本のこころ。世代を越えて観てもらいたい映画です。

実は、人生半ばにきて、「男はつらいよ」に目覚めました。
全48作を観ていくうちに、ああ、なんとしたことか、これを同時代に(ライブで)、劇場で観ていたら、人生変わったかもしれない、そんな気にさせられました。

「寅さん」のアリア、啖呵売(タンカバイ)、笑いあり、哀しみあり、美しいマドンナとの恋あり、美しい日本の風景あり、美しい音楽があり、そんな人生が一杯詰まっている映画です。

”なんて言うのかな、ほら、あー生まれてきてよかったなって思うことが何べんかあるじゃない。そのために人間生きているんじゃねぇのかな”

何か思い悩んだとき、「男はつらいよ」を観て、泣いて、笑って原点にかえる、そんな力を持っている映画ではないかと思います。




男はつらいよ 49巻セット+特典ディスク2枚付

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  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: DVD



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ゴールトベルグ変奏曲とハンニバル・レクター [映画]

「クラリス!」と呼びかけるハンニバル・レクター。

バッハゴールドベルク変奏曲は、映画「ハンニバル」に使われ、そして「羊たちの沈黙」にも使われ、いわばレクターのテーマにもなっていたもの。

冒頭のこのアリアの部分が繰り返し、映画では使われている。

この一連の映画「羊たちの沈黙」、「レッドドラゴン」、そして「ハンニバル」の3部作は、好きな映画である。中でもハンニバル・レクターに扮するアンソニー・ホプキンスは、その気品ただよう恐ろしさが最高に良い。ジョディ・フォスターも好き。

一方、ゴールドベルグ変奏曲は、バッハが不眠症の伯爵の長い夜を癒すために作曲したという逸話があるらしい。

静寂の世界に、その恐ろしさ、恐怖を与えるには、格好の演出を与える。

映画と音楽、どちらとも楽しめます。

 

羊たちの沈黙 コレクターズ・エディション

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2006/02/01
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レッド・ドラゴン

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2005/04/08
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ハンニバル スペシャルプライス版

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バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)

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  • アーティスト: グールド(グレン), バッハ
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  • 発売日: 2004/11/17
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バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)

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  • アーティスト: グールド(グレン), バッハ
  • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/11/17
  • メディア: CD


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第15作「男はつらいよ」名ゼリフ [映画]

大晦日の今日、録りだめていた「男はつらいよ」を観ている。

第15作 「男はつらいよ 相合い傘」から

寅さんのアリア

「客席はみーんな、しーんと水を打った様だよ。みんな、聴き入っているからな。お客は泣いてますよ。リリーの歌は悲しいもんねぇ。やがて歌が終わる。花束、テープ、吹雪、わぁーっと、割れる様な拍手喝采だよ。」


リリーのセリフ

「いい歳して甘ったれだね、男なんて。30年前の男が現れてどうのこうの言ったって、女にしてみれば迷惑な話だよ。陰気なおじさんの顔を見てがっかりするだけじゃないの。夢じゃ食えないからね。」


寅さんがりりぃを雨の中、駅で迎えに行くと、

リリー「迎えに来てくれたの?」

寅「馬鹿やろう、散歩だよ。」

リリー「雨の中、傘さして散歩しているの?」

寅「悪りぃかい。」

リリー「濡れるじゃない。」

寅「濡れて悪いかよい。」

リリー「風邪ひくじゃない。」

寅「風邪ひいて悪いかい。」

リリー「だって寅さんが風邪ひいて寝込んだら、私、つまんないんもん。」 


さくら「おにいちゃん、リリーさんのこと好きなんでしょう。」

寅「もう、よせよ、さくら。あいつは頭の良い、気性の強い、しっかりした女なんだよ。俺みてぃな、馬鹿とくっついて、幸せになれるわけゃねぇだろう。」

寅「あいつも俺とおんなじ渡り鳥よ、腹すかせてさ、羽怪我してさ、しばらくこの家に休んだまでさ。いづれまた、ぱっと羽ばたいて、あの青い空へ。な、さくら、そういうことだろう。」

さくら「そうかしら。」


 第13作 「寅次郎恋やつれ」(マドンナ:吉永小百合)では、父、宮口精二と娘、吉永小百合に泣かされたな・・・。

しみじみとした大晦日・・・。


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「男はつらいよ」鑑賞 [映画]

今日は、夏休みで、家でのんびり。

NHK BSで始まった「男はつらいよ」シリーズ。オンエア時に見られず、録りためておいたものを、今日は、3作続けて観た。

独りで、笑って、泣いて、しみじみとした。

渥美清はもちろん、森川信の「おいちゃん」が良いなぁー。「ばかだなぁー」、「おりゃ、知らねぇーぞ」「おい、まくら、さくら持ってきてくれ」。この名言は、森川氏あってのこと。その森川氏は、今日観た、第8作で、お別れになってしまう。残念である。

マドンナも楽しめるが、私は、「さくら」の倍賞千恵子が、美しくて、惚れ惚れ。

今度の土曜日は、いよいよ吉永小百合が登場。楽しみ。


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MATRIX [映画]

 遅まきながら、MATRIX全3部作を通して見た。

第1作目は、DVD発売当時に購入して、見ていたのだが、その後のリローデット、レボリューションは、実は見ていなかった。そこで、第1作目から続けて、3作続けて見た。

1作目を今回見直して、意外に奥が深い映画だなと見直した。数年前、最初に見た当時は、仮想世界と現実世界の頻繁な移動に、頭がついていかず、アクションシーンや特撮シーンばかりに目を囚われて、単なるエンタテーメント映画としてしか見ていなかった。しかし、今回は、仮想世界と現実世界の在りかたや、その間のせめぎあい、仮想世界からみた現実世界などなど、逆にアクションシーンや特撮シーン以外に頭が少しついていき、あの独特のダイアローグに考えさせらえた。以外に面白い映画だと思った。

その後、リローデットやレボリューションもみたが、仮想世界や機械世界など、独特の会話、ダイアローグに面白さを覚えたが、第1作に比べると、やはり、見劣りがした。アクションや特撮シーン、戦闘シーンに比重が行きすぎていた。

またしばらく時間を置いて、見直すと、見方が変わるかもしれない。それも映画の楽しみかもしれない。


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